Career
開発
- Initial
- A.Y.
- Department
- UBE Corporation Europe, S.A.
Unipersonal
- Joined year
- 2010年 入社
- Major
- 工学研究科 機械工学専攻 修了
自動車部材開発センター
素材の価値を自ら提案する
社会人第一歩は、研究開発部門。UBEグループの製品を応用して、自動車部品や要素技術を開発する全社横断的な組織です。例えば太陽光発電や電気自動車を実際に運用し、データを取って課題を見つけ、そこから自社製品の新しい使い方を提案します。建材用の樹脂構造板を車載吸音材に応用したり、樹脂フィルムを利用して電磁波シールド機能を付与したり、さまざまな技術の可能性を模索しました。中長期的な視点で「素材の価値を自ら提案する」スタイルは、とても楽しい仕事でした。
某自動車メーカー(出向)
悔しさの先にある成長
樹脂材料(ナイロン)の開発部門に配属されて約半年後、某自動車メーカーに出向することに。担当は水素タンクの設計。構成部品の一部にUBEの樹脂材料が使われていたため、樹脂メーカーの代表として開発に関わりました。正直なところ知識と経験不足で最初は全く役に立ちませんでした。UBEの材料を使った試作品の評価試験で基準未達という大ピンチも経験。そのときはUBEの先輩方が全力でサポートしてくれました。その後、試作品の分析と検証実験を経て原因を突き止め、樹脂材料の加工条件の最適化で無事に解決へ。
「設計は理屈とデータの積み重ね」「製造は安全と生産性の継続改善」──。世界トップの品質を誇る現場で、それらを徹底する重要性を学べたのは大きな収穫でした。自分では何もできないことが悔しかったですが、お客様の考え方や現場の姿勢、人脈を持ち帰れたことは今の財産です。
出向や異動で引越しが多い私。会社の社宅補助は助かりますが、ルールでは「ペットOK物件は対象外」でした。ところが、引越し前からペット(猫)がいた私は特例で補助対象に。柔軟な対応をしてくれた会社に感謝です。
コンポジット開発グループ
4日間の欧州工場
私は決して英語が得意ではなく、当時はお客様と技術的なディスカッションが辛うじてできるレベルでした。ある日、欧州にあるお客様の工場でUBEの樹脂材料を使った製品の製造テストに4日間立ち会うことに。お客様と昼夜の食事を共にし、同じ釜の飯で関係を深めるチャンスでしたが、議題が未確定なフリートークが全く理解できず、会話に入れず撃沈。議題が分かっている技術的な会話は辛うじてできても雑談は別物だと痛感しました。この経験から人生何度目かの本気の英語勉強を開始し、今では簡単な雑談程度ならできるようになりました。
UBE Corporation Europe, S.A. Unipersonal
スペイン拠点の開発部へ
現在はスペイン拠点の開発部に駐在しています。自動車、家電、食品包装、農業・産業分野など幅広いお客様に、さまざまな機能性を付与した樹脂材料を提供しています。特に私は、水素タンク関連の材料開発と技術サポートを行っています。
また、部門全体の製品に関して日本からの技術移転や日本との橋渡し役を担い、スペイン拠点の発展に貢献する役割も担っています。リスク回避のため確認を重ねる日本と、多少のリスクを取りながらスピード重視なスペイン。両社のスタイルの違いを意識しながら、日本式を押しつけず、“いいとこ取り”な方法を模索しています。
海外赴任は語学力に関係なく選ばれますが、現地での仕事や生活には語学が必須です。UBEでは赴任前・期間中に本人だけでなく家族の学習も補助してくれるため、我々家族も制度を活用し必死にスペイン語を勉強中です。
